栄進ブログ

2022年08月29日

1つのターニングポイント

こんにちは。最近のブログを拝見すると受験の話が多いですね。

なので今日は私の受験についてお話しようと思います。

 

私は小学校高学年の頃から将来は看護師になりたいと考えるようになりました。高校に進学し、看護学科に進むための勉強が始まりましたが、そこでは多くの苦労がありました。

まず、私の通っていた高校は2年で文理選択をしなければなりません。担任の先生に相談したところ「文系からでも進学できないこともないが、看護学科に行く意思が既に固まっているのであれば今後のためにも理系に進んだほうがいい」と言われました。私はとにかく理系科目が苦手でした。現代文や世界史のほうが得意だったため、自ら進んで苦手なことに向き合うことに苦労した記憶があります。ですが次第に理系科目も楽しく学ぶことができ、今ではその時学んだ知識が今の勉強にしっかりと活かされているので、やはり苦手でも学んでおいてよかったと思っています。あの時無理にでも理系に進めてくれた担任の先生には感謝です。

そして3年の春、私は大きな決断をしました。それは看護学科への進学を辞めたことです。なぜかと言うと、高校生向けの看護体験に参加したとき、看護師のあまりのスケジュールの過酷さに体力も精神力も全くついていかなかったからです。その時私は初めて現実を知りました。様々な本を読んで看護師について学んでも、実際に体験してからでしか得られない学びがありました。なのでこれから進路を選ぶ人たちに是非してもらいたいことがあります。実際に体験してみたり、その道に進んだ先輩達から話を沢山聞いてください。必ず良い事ばかりではないと思います。でもそんなこと当たり前です。自分の進みたい進路についてきちんと知り、そのうえで本当にこの進路に進んでいいのかを考えてください。実際、進路を変えることは周りに反対されました。3年の春に進路を変えることはあまりありません。それこそ大学も1から探さなければならないし、オープンキャンパスなどにも参加し直すことになるのです。それでも私は意思を変えませんでした。周りに反対されても結局進学するのは自分です。周りの意見を聞くことも大切ですが、何よりも自分が納得する答えを出さなくてはいけません。だからこそ私は進路を変えることにしたのです。

私が新しく目指したものは「言語聴覚士」です。言語聴覚士とは言語障害や聴覚障害、ことばの発達の遅れなどコミュニケーションに関わる障害や食べることに関わる嚥下障害などに特化したリハビリ専門職です。人と話すことが好きだったので、コミュニケーションに関わる仕事ということで興味を持ち、すぐにリハビリ職の体験会に参加しました。言語聴覚士は1人の患者さんに何年、何十年と関わっていくことを知り、その人の人生において大きく関わることができる素敵な仕事だと思い言語聴覚士を目指すことにしました。医療系ということで看護から大きく方向を変えることはせず、今までの学びを無駄にすることはありませんでした。しかし今度は進学先を選ぶことに苦労しました。言語聴覚士を養成する学科が少なすぎるのです。同じリハビリ専門職の理学療法士や作業療法士に比べ正式に国家資格になったのが遅く、世間にあまり知られていない職業だったのです。そのため学科も養成施設も少なく、通える距離にある大学は2校しかありませんでした。そのことを知った学校側からさらに反対されましたが、魅力を感じた言語聴覚士を諦めたくなく、滑り止めを受けることを条件に受験させてもらいました。幸いどちらも私の学力で進学できる大学だったので、その2校のうち第一志望にしていた大学に進学することが出来ました。

こんな感じで最後の方はバタバタしている受験でしたが、受験期を振り返って思うことは

①苦手なことにも挑戦してみる!得意になる可能性が秘めているかもしれません。

②実践に勝る学びはありません。色々な体験をしてみる!

③ギリギリまで悩んだとしても自分が納得する進学先を選ぶ!

④何が起こるかわからない受験。余裕をもって勉強を進めておく!

です。私は今の大学に進学できて良かったと思っています。進学は今後の人生を決める1つのターニングポイントだと思っています。

皆さんが納得のいく受験になればいいなと願っています。

 

 

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