栄進ブログ

2018年12月12日

【ちょっと一息】生物の冬part3

前回長々と白菜について語ってしまったしんざとです。前回に引き続き水炊きの具材から生物を見ていきます。

 

 

鍋料理に欠かせない具材として今回取り上げるのはえのき・しいたけなどのキノコ類です。生き物を大きく分けると、動物・植物が出てくる方は多いですがキノコやカビが含まれる菌類が出てくる方は少ないのではないでしょうか。

 

 

前の記事で出身が宮崎と紹介しましたが、宮崎は言わずと知れたしいたけの名産地なのです。その肉厚さとダシに含まれるうまみ成分は鍋物以外にも広く使われ、キノコの代表格として扱われることが多いです。余談ですが英語ではそのままSHIITAKEで通じたりします。

 

 

キノコは面白い生物で、自分の意思を持って行動したり摂食することもなければ、日光を浴びて光合成をおこなったりすることもありません(むしろ日陰のじめじめしたところを好んだりしますね)。彼らを特徴づける性質として対外消化というものが挙げられます。私たち動物は消化器官を体内に持っており、口から入れた食べ物を消化管で消化酵素を使って分解・吸収というのが大体の流れですが、菌類は動物の死体や糞便などの有機物の表面に付着し菌糸をのばして覆い、体外に消化酵素を分泌して消化・吸収を行います。この時に伸びる菌糸は細いながらもどんどん伸びて土の中まで入り込み巨大なネットのようになります。地球上で最大の動物としてシロナガスクジラ、植物だとジャイアントセコイアが有名ですが、キノコはそれらを大きく上回る大きさで成長するため、世界最大の生物は菌類だという主張があったりもします。

 

 

キノコを食べる際に気を付けないといけないのが毒の有無の判断です。市販されているキノコは毒がないもの、と信じている人が多いようですが完全に無毒なわけではありません。食用のキノコは加熱料理を前提として販売されていますので、安易に生食をするとお腹を下すなど中毒症状をおこす場合があるので、楽しい鍋での食事が悲惨な結果を生まないように注意しましょう。

 

 

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