エリクソンの発達段階と教育②
羽生です。
ドイツ人心理学者のエリクソンの発達段階についてご紹介をしています。
今日は1歳半~3歳の発達課題についてご紹介します。
②1歳半~3歳
「自分でできるようになること」が課題で、「恥ずかしいこと」が危機
この時期の子供は歩いたりしゃべったりできるようになります。他の大人に助けを求めなければならなかった状態から、自分で色んなことができるようになりますから、親の言うことにイヤイヤと言ったり、外に連れていけば勝手に走っていったりしてしまいます。
こんな時期に大切なのが子供の積極的な挑戦を肯定し、失敗しても挑戦したことを褒め、適度に手伝ってあげることです。こうして自分でできるという自信や達成感を後の人生に活かし、降りかかる様々な難題にも「できる」という自信を持つことができるでしょう。
もし、親が心配のあまり何でもやってあげてしまったり、失敗を強く否定してしまったらどうでしょうか。挑戦する意欲の湧かない性格だったり、挑戦することに対して臆病な性格になってしまうのではないでしょうか。
つまり、この時期に主体性をどれだけ発揮できるかが決まります。
この時期以外で、勝手に自分でできることが増える時期は少ないです。この課題をクリアできなかった子供が主体性を獲得するには相当な時間がかかってしまうでしょう。この時期を逃すと、勉強は難しいものだと、やる前から感じてしまったり、間違いを恐れて授業中全然発言しなくなってしまったりしまうかもしれません。
主体性を持つことは人生をより豊かにするでしょう。生き方を自分で選択できれば、それほど楽しいことはないでしょう。
やりたいことをやって楽しそうな子供の笑顔と、あなたの家族の幸せを願っています。
次回は一週間以内に更新します。
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