栄進ブログ

2019年06月26日

仮説と結果② 褒められて伸びない人なんていない説

羽生です。前回の記事で怒られると能力が低下することが分かりました。これと関連するのですが、僕は逆に「褒められて伸びない人はいない」と思っています。褒められると伸びるタイプ、の人がよくいますが、あれは全人類に当てはまるのではないかと。だって、褒められたら嬉しいし、おのずとモチベーションも上がって、結果的に能力も上がっていきそうですよね。

さて、これについて調べてみました。皆さんは褒められると伸びると思いますか?予想しながら結果を見てみましょう。

 

 

出てきた結果は2つでした。1つめは「褒められると伸びる」という実験結果(ピグマリオン効果)と「褒めることは自律性の阻害である」というアドラー心理学の主張でした。詳しく見ていきましょう。

1つめ、これは予想通りでした。教師が期待をかけた生徒とそうでない生徒では試験結果の伸びが前者の方が大きかったという実験結果や、トレーニング中に褒められた参加者は、一切褒められなかった生徒に比べて、与えられた課題をこなした時間が約1.3倍多かったなどの実験結果がありました。また、才能を褒めるのではなく、努力を褒めることでやる気が向上しやすいといいます。

一方でアドラーは褒められることで、褒められることに依存して自律性を失ってしまう、といいます。

 

これらのことから、褒めることで短期的な能力は上がるが、長期的に見ると自分で考える力が衰えてしまう可能性があると解釈できました。人それぞれの目標に合った褒め方をしていくことが必要そうです。

 

 

 

 

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