栄進ブログ

2019年06月11日

合格最低点を1点上回った人

羽生です。

 

合格最低点を1点上回った人。この人は合格したでしょうか、不合格でしょうか。

 

皆さんの予想通りこの人は「合格」です。合格ラインを越えているので当たり前です。

 

 

 

というわけで、今日は受験生に見てほしい、志望校の「2つの点」のお話です。

 

まず「合格最低点」。初めに合格最低点を1点上回った人の話をしたのは、この合格最低点の大切さを知ってもらいたかったためです。この話でも分かる通り、受験とは、合格最低点を越えれば合格、という単純なものです。そのため、過去の合格最低点をチェックしないわけにはいきません。過去問を解くときはその年の合格最低点を目標に取り組んでみましょう。

 

2つ目は「教科の配点」。どの教科が何点分なのか、というものです。

勉強時間の配分や目標点を設定するのに必要です。

 

例えば、数学200点、理科100点、英語100点の計400点の試験を課す大学があり、300点が合格最低点としましょう(300点取れれば合格は間違いなさそうだと過去のデータから判断できた)。

この大学を受験する時に、「数学の配点が英語や理科の2倍だから数学に力を入れよう」と勉強方針を立てたり、「英語は苦手だけど、数学と理科で9割ずつ取れれば英語が30点でも合格できるな。。。」と、本番で何の教科をどれだけ取るか、などの作戦を立てたりできます。合格最低点と配点を知らなければ、このように具体的に作戦を立てることはできません。合格最低点や配点を知らずに「苦手な数学は3割だけ取って、英語と理科で9割取ってカバーするぞ!」と、目標を立てても、これでは合格最低点に届かないため、適切な目標とは言えません。

 

自分の志望校の合格最低点と配点は説明できるようにしておきましょう。

 

 

逆に、見なくていいところもあります。「倍率」です。

合格最低点が非公開でない限り、ここは見る必要がありません。合格最低点を見れば必要な情報は入ってきます。

例えば、倍率10倍の大学の学部があります。

これは「10人に1人合格」という意味なので確かに受かりにくそうですが、合格最低点を理解していれば、このように言い換えることが出来ます。

「10人のうち、1人が合格最低点以上で、9人が合格最低点未満」

過去のデータをみてある程度合格最低点を把握できていれば、合格最低点に達していなかった9人は考える必要がありません。

この9人よりも「合格最低点」の方が点が高く、なおかつそれが具体的な点数として出ているので、とにかく合格最低点を越えることだけを意識しましょう。

10人に1人しか受からないから難しそう。。。と考えるのではなく、問題のレベルと合格最低点を照らし合わせてから難しさを判断するようにしましょう。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

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