栄進ブログ

2018年12月03日

【ちょっと一息】生物の冬

初めまして、11月から指導をさせて頂いているしんざとと申します。主に理科分野を担当いたします。

 

 

今年も早いものでもう師走に入りました。来年には改元、再来年にはオリンピックを控えており、何かと慌ただしくなりそうではあります。

 

 

私は生物学部に所属しているのですが、冬は生物があまり活発に活動せずじっとしているので個人的に好きではない季節です。とはいうものの生物はいなくなった訳では無く、物陰や落ち葉の下に隠れてじっとしているだけなのでちょっと注意深く探してみましょう。例えば落ち葉を裏返してみると固まって暖を取っているテントウムシやダンゴムシ、石を除くとハサミムシやナメクジなど。そういうじめじめしたところにいる生き物はあまり人気が無く敬遠する人が多いですが、じっくり観察していると興味深い奴らではあります。

 

 

ダンゴムシを曲がり角が沢山ある迷路に入れてしばらく観察してみましょう。彼らは曲がり角に差し掛かるとまず右に曲がって進んでいき、また曲がり角があると今度は左、またまた曲がり角があると右・・・のように曲がり角では前回の曲がり角の左右逆に方向転換をするという規則性が見られるのです。これを専門用語で交代性転向反応といい、ダンゴムシだけでなくゴキブリやワラジムシでも見られる反応です。この反応は必ずしも絶対ではない(個体差・曲がり角の距離に影響される)のですが、冬でも変わらず見られる面白い反応です。

 

 

私事ですが、先日東京レプタイルズワールドという催し物に行き、ヘビやトカゲなどの爬虫類・フクロウやミミズクなどの鳥類・フクロモモンガやフェレットなどの小型哺乳類を生でたくさん見物してきました。これは同時に即売会という側面も持ちその場で気に入った生き物を取引できるのですが、学生の身空では手に入れられるわけもなく、また自身が寮住まいということもあり泣く泣く購入を断念しました。レプタイルズ、つまり爬虫類ですが、彼らは外界の温度によって体温が変わるため冬は得意ではない奴らなのですが、参加者の熱気で温度が上がっていたからか会場ではゲージの中でわしゃわしゃと動いておりなかなか愛くるしい姿でした。

 

 

代わりと言っては何ですが、一時期話題になっていたダンゴムシガチャ(発売当時私も都内を探し回りました。結局手に入れられませんでしたが・・・。)を回しダンゴムシをお迎えしました。誰がどう見てもかわいいこのダンゴムシ、実際の構造を再現しており綺麗に丸まることが出来るんです。今月下旬には第2弾の発売が決定しているのでお求めの方は是非。100円玉5枚というなかなかビッグな価格ですがサイズもビッグ、およそ14㎝。ご家庭の照明機器のひもに垂らすと、映画「風の谷のナウシカ」の子供の王蟲を囮にするあのシーンを再現できたりします。

 

 

 

と、ここまでつらつら書き連ねて来ましたがそろそろ授業の時間のようです。ではまたの機会に。

 

 

 

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