栄進ブログ

2015年08月09日

高校生の学び

こんばんは。

山口です。

 

近い将来に学習指導要領が少し変化し、数学と理科の知識と技能を総合的に活用する「数理探求」という科目が高等学校にて作られるようです。

2022年度以降に実施される予定だそうです。

具体的な指導内容はまだ検討段階のようですが、高度な思考力を養うことが目的となっています。

先進的な理数教育を行う「スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)」での授業をモデルにするようです。

さらに注目すべきは案の中で「学習する楽しさや意義の実感を求められる」とあり、理系科目を学ぶ時に付きまとう学習する意味について深く言及してくれそうです。

ちなみにスーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)とは大学や研究機関と連携をとり、独自カリキュラムのもとで数学や理科の授業を行う高等学校・中等教育学校のことです。

確かに僕の出身の茨城県つくば市では、筑波研究学園都市と筑波大学があり研究はすごく盛んですので、SSHが多くありました。

 

さらには文系科目でも学習指導要領の見直しがあり、日本史Aと世界史Aの統合により「歴史総合」が、地理Aの再編により「地理総合」が新科目となるそうです。

日本と世界を問わず、近代史を学ぶために歴史総合が作られ、地球・地域の課題を解決する力を育むために地理総合が作られるようです。

どの新科目をとっても目標はグローバル化に対応することなのでしょう。

そういった意思がくみ取れます。

この変化とともに大学受験の体制・入試の形態等はどうかわるのでしょうか。

皆目見当もつきません。

 

一方小学校では、グローバルな視点を持つために大切な外国語(英語)の分野は正式に教科化が行われ、さらに週2コマの授業になるようです。

小学校教員の7割弱が英語に苦手意識があるという重大な難題を抱えていますが、英語の浸透は実に良いことだと感じます。

こちらは2020年以降に実施とのことです。

 

今回の学習指導要領の変更では、小学生・高校生の環境が大きく変化しそうですね。

どんな風に教育が移り変わろうとも、大切なのは教育者の能力のベースアップだと思います。

僕も移り変わる日本の教育に少しでも力添えをできたらと思っております。

 

それでは皆さんおやすみなさい。

 

 

夏期講習について1▶

夏期講習について2▶

 

 

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